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Suggesting the Possibility of Art as Time Travel

会期:2022年11月12日(土)- 12月3日(土)
時間:13:00 - 19:00
休廊:日曜日、月曜日
会場:Gallery | FARO Kagurazaka
   162-0828 東京都新宿区袋町5-1 FARO神楽坂1F

この度FARO Kagurazakaにて、11月12日(土)より、高木真希人「Suggesting the Possibility of Art as Time Travel」を開催します。

 

高木真希人は多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒業後、国内外のギャラリーなどで作品を発表してきた気鋭のアーティストです。

今年は10月に参加したベルリンでのグループ展に参加し、来年はロンドンでのギャラリーでの個展の開催や、沖縄県で開催される、やんばるアートフェスティバルへの参加などを控えています。

 

高木は確かな絵画の技術を駆使しながら、普段私たちが凝視することのない深層心理や異界を想起させるイメージを描き出してきました。

それらのイメージは構成ごとにシリーズ化されており、美術大学在学中より描き続けている、暗闇の中でフラッシュを使ってカメラで偶然撮影されたように描かれたクリーチャーたちを描く"snap-shot"シリーズ、月のように他からの光を浴びるモチーフを描き出す"moon-shot"シリーズ、植物の部位をクリーチャーに見たてる”Nice corm”シリーズ、キャラクター化され、積み重ねられた箱、缶、金属、機械などを描く”stack”シリーズがあります。

 

高木は今回の制作にあたり、これまでの自らの作品に”AI味”を感じ、AIと共存する私たちの未来に想いを馳せたといいます。

AIは自動学習によって、これまでに起きた膨大な量の過去の事象を参照にして未来を推測しますが、さまざまな不確定要素を持つ私たちが暮らす自然界のすべての未来を推測することは困難です。

タイトルの「Suggesting the Possibility of Art as Time Travel」は、「芸術がタイムトラベルである可能性の示唆」を意味します。たとえ私達の将来の決定事項をAIが担うことになったとしても、豊かな未来を思い描き、よりよい私達の将来を作り上げていくのは、人間のみが持つ感情や精神が織りなしていく文化や芸術に他なりません。そのような想いを今回の展覧会でお届けできたら幸いです。

 

本展によせて:

「芸術がタイムトラベルである可能性の示唆」

自然界が、AIによる「完璧に充足された過去」と対峙する時、芸術は未来からの手紙かもしれない。

高木真希人

高木 真希人 | Makito Takagi

2010 多摩美術大学絵画学科油画専攻 卒業
~2011 表現集団『オル太』在籍

近年の主な個展
2021 『MASS STACK』(FARO Kagurazaka、東京)

2021 『Ocular dreams、painting nights.』(六本木蔦屋書店、東京)
2019 『夏にときめく』(FARO Kagurazaka、東京)
2018 『MOON SHOT』(FARO Kagurazaka、東京)
2017 『Nice Corm!!』(ANAGURA、東京)
2010 『ASCENTION PLEASE!!』(ギャルリー東京ユマニテlab、東京)

グループ展

2022 『GROUP EXHIBITION — CHRONICLES VOL 5』(Galerie Droste、ベルリン)、『PSYCHE』(Gallery & Shop Marco、大阪)
2021 『Universes 4』(Galerie Droste、パリ)、『GROUP SHOW』(FARO Kagurazaka、東京)、『NICE GUYS LIVE FOREVER』(Moosey Art、ロンドン)
2020 『rivière × MAKITO TAKAGI』(rivière、静岡)、『MUSIC ILlUSTRATION AWARDS 2020』(Gallery KATA、東京)
『ONCE AGAIN』(トーキョーカルチャートby ビームス、東京)、『#なかむらしんたろうを拡張する展示』(青山ブックセンター本店、ギャラリー・ルモンド)
2019 『やんばるアートフェスティバル 2019-2020』(沖縄県・大宜味村)、『Grand Menu』(FARO Kagurazaka、東京)
2018 『疑似マウンテンin Tokyo~現実の正体~』(Calm&Punk gallery、東京)、『FANTASTIC DAYS 2018』 (Tambourin Gallery、東京)、『石塚隆則|高木真希人 彫刻|絵画-portrait an invisible man-』(nichido contemporary art、東京)
『みちのく山形ビエンナーレ 2018』(東北芸術工科大学、山形)、『Group show Ai Teramoto ×Makito Takagi』(FARO Kagurazaka、東京)、『全日本びっくりアート連合展』(FAITH 高円寺、東京 )
2017 『 FANTASTIC DAYS 2017』(Tambourin Gallery、東京)
2016 『アウターサイド 2』(Calm&Punk gallery、東京)
2012 『損保ジャパン選抜奨励展 FINAL』(損保ジャパン東郷青児美術館、東京)
2011 『Emerging Japanese Artists』(iPRECIATION HONG KONG、香港)、『IMPACT2011』(ギャルリー東京ユマニテ、東京)
2008 『ときめきランデブー 2008』出展(鑓水青年美術館、東京)

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